6月17日(土)に、国立劇場にて今年も歌舞伎鑑賞会が行われました。普段なかなか触れることのなくなってしまった「歌舞伎」を初めてみるという学生も多く、来日学生だけでなく、派遣学生にとても新鮮なものだったようです。今年もお隣の国際ロータリー第2590地区の方々と合同での鑑賞会となりました。
今年の演目は名作者、近松門左衛門の代表作である「国姓爺合戦」でした。開幕前には、坂東亀三郎氏による歌舞伎のみかたの解説がありました。衣装や大道具、音の演出の仕方などを丁寧にまた、コミカルに説明してくださり、来日学生も派遣学生も楽しんで聞いている様子でした。
解説の後、いよいよ「国姓爺合戦」が開幕しました。今回の話の内容は、危機的状況にある祖国、明の勝利を願って訪ねて、生き別れになり日本に渡った父とその息子の申し入れにたいして、今や敵国の大将に任命されてしまった甘輝の妻である錦祥女が、自分の命を投げ出してまでその願いを聞き入れようと懸命になる姿が描かれた、家族内の複雑な心境のやりとりをテーマとした作品でした。中国と日本、義理の仲である母と娘とのやりとりなど今回の作品は国籍も血縁も超えた人間愛がテーマにされており、心を打つ場面もありとても素晴らしいものでした。音楽や衣装、演技などとてもダイナミックで学生一同、興味深く見ている姿が印象的でした。来日学生には理解しにくかった部分もあったようですが、配られた資料を参考にしながら興味深げに見ている学生も見受けられました。
今回このような日本文化に触れる素晴らしい機会を設けてくださった青少年交換委員会の皆様に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。 |