ROTARY INTERNATIONAL DISTRICT 2780 ROTEX
行事案内・報告
広島・京都旅行

3月27日〜29日に京都・広島旅行が行われました。お隣の国際ロータリー第2590地区と当地区よりそれぞれ20名ずつ、総勢40名が参加しました。
過去2回は1泊2日の旅行を行っていましたが、今回は青少年交換委員のみなさんのご尽力の結果、2泊3日のプランが採用され、より多くの文化的・歴史的価値のあるスポットを周ることができました。また、スケジュールにより多くの自由行動の時間が設けてあり、学生たちはより思い出深い時間がす過ごせたのではないでしょうか。

羽田空港に午前6時20分に集合した派遣候補生と来日学生は、眠さからか、いつもよりおとなしい様子でした。それもそのはず、ほとんどの学生は3時や4時に起床したそうです。しかし、集合場所で友達を見るや否や、彼らは命を吹き返したようにいつもの元気を取り戻し、空港の独自の雰囲気も手伝って、これから始まる旅行への興奮をいつまでも抑えきれないでいました。一行はその後、まるで高校の修学旅行のようなにぎやかな雰囲気で飛行機に乗り込み、羽田を後にしました。

広島空港に到着後、まず一行は平和記念公園へ向かいました。
バスの中では祭りのようににぎやかにすごしていた学生たちですが、平和記念公園を現地ボランティアの方と巡った際には真剣な顔つきに変わっていました。ボランティアの方は、とてもゆっくりとしたスピードで説明をしてくださり、来日学生にもわかりやすかったのではないでしょうか。公園内のツアー後、自由行動で平和記念資料館へ行きました。ここでも、学生たちは興味をもって見学していました。原爆投下後の写真が展示されていたセクションでは、みな声を失い、強いショックを受けている様子でした。「戦争を知らない世代」と言われている派遣候補生たちにとって、平和記念公園を訪れたことはたいへん意味のあるものであったと思います。公園内をただ見て歩くだけでなく、モニュメントの設置された経緯や詳細な説明を聞き、資料館を見学したことで、彼らに平和記念公園が世界に発信している世界平和のメッセージがより強く届いたことでしょう。

その後、1日目の宿泊地でもある宮島へと向かいました。フェリーを乗り継ぎ到着すると、いつものようにたくさんの鹿が一行を歓迎してくれました。あいにくの雨でしたが、世界遺産である厳島神社はそんな悪天候のいやなムードも吹き飛ばしてくれるくらいに、素晴らしいものでした。むしろその雨があったからさらに趣があるように見えました。ここでも現地ガイドさんと合流し、解説をしていただきながら境内をまわりました。色々な説明を聞かせていただきましたが、その中でも、やはり大鳥居の説明には驚かされました。大鳥居は地面に打ち付けておらず、ただ基礎である石の上に「置いてある」そうです。残念ながら干潮であったため、海の上に「浮かんでいる」姿は見ることができませんでしたが、学生たちは神秘的な大鳥居に手を触れたりしながら、より近い距離から見学することができました。また、「この場所は満潮時には海の底なんだあ」と言いながら、とても不思議そうな顔で鳥居の近くを歩いていた学生もいました。
夕食後の自由時間を利用して見学した際は、幸運にも今回は満潮時の厳島神社を見学することができました。黒い海の中にパッとライトアップされた大鳥居はとても神秘的で、昼間とは全く違う印象を受けました。雨が降る中、学生たちは記念撮影に精を出していました。どれも素晴らしい写真になったことでしょう。なんと言っても、日本が世界に誇る世界遺産の前でとった写真ですから。

「今日は寝ないでみせる」と意気込んでいた学生もいたようですが、さすがに午前3時起きはこたえたらしく、消灯時間の午後11時には全員がぐっすりと寝入っていました。

2日目、一行は厳島神社のある宮島を離れ、バスと新幹線を乗り継ぎ古都・京都へと向かいました。来日学生の中には新幹線を初めて見る学生もいたようで、目にもとまらない速さで走り抜ける新幹線に向かって必死にシャッターを切っていました。京都駅ビル内で各自昼食をとった後、京都での最初の訪問地である清水寺を訪れました。

今年は青少年交換委員の方々の計らいで、清水寺の特別拝観をさせていただくことができ、仏足石と平常は非公開である成就院庭園を拝観しました。地区ごとに2グループに分かれ、それぞれをまわりました。仏足石は、大講堂中央の多宝閣に祀られる巨大な仏足跡で、一行は地上7メートルほどのところから仏足を見下ろす形で拝観しました。高さ20メートルの室内の四方八方は4つの異なる仏様が4076体も奉納されており、その一体一体が放つ、差し迫るような迫力はその後にまわった三十三間堂に似たものがあるように思いました。その迫力は相当で、案内してくださった方のお話では霊感の強い人だと何かしらの霊が見えることがあるとのことでした。
成就院庭園は、江戸初期につくられた池泉回遊式庭園で、平常は非公開の場所です。なんといっても石の配置の仕方が見事であり、また、池の周りの植え込みは後ろの山と風景を繋ぐ役割を果たしておりその美しさには驚かされました。ここでは写真撮影が許可され、学生たちは存分に写真撮影を楽しんでいました。どちらも普段個人で行く旅行ではなかなか拝観ができない所なので、過去に修学旅行で訪れたことのある派遣学生にもとっても一味違った清水寺訪問になったのではないでしょうか。

その後一行は、清水の舞台など有名なポイントを一通り回り、そして清水坂で恒例のお土産タイムとなりました。学生たちは、試食を次々とたいらいだ後、両手一杯のお土産を購入していました。

次に向かったのは、三十三間堂でした。なんといっても三十三間堂の魅力は、長大な堂内をびっしりと埋め尽くすようにして立つ千手観音像です。本像の千手観音坐像(国宝)を中心に左右に10段50列で500体ずつ千手観音像が整然と並んでいる様は圧巻でした。初めて訪れた学生は、地味な外観とは対照的な大迫力の観音像の数々に圧倒されていた様子でした。「自分に似ている観音像が1つはある」と言われていることを説明された学生たちは、必死になって暗い室内で目を凝らしながら自分に似ているであろう観音像を探していました。

三十三間堂を後にした一行はホテルへと向かいました。

2日目の行程は全て終わったのですが、夕食後に行程表には予定されていなかった特別なイベントが用意されていました。それは、舞妓さんの日本舞踊観賞でした。まさか本場の舞妓さんに会えるとは思っていなかった一行は驚きを隠せませんでした。優美な舞踊の後には舞妓さんへの質問コーナーが設けられ、中には「これは、お仕事でやられているんですか?」と質問する参加者もいました。その他にもたいへん初歩的な質問がでましたが、ひとつひとつ丁寧に答えていただきました。来日学生たちからの舞妓さんへの感想は様々でしたが、寺院以外の京都の文化に触れることができたことに対したいへん満足した様子でした。その後の舞妓さんとの写真撮影会では、「私のも、私のも」といった具合に、最初は1つだったカメラが最終的には何10個にもなり、たいへん長い写真撮影会になりました。最後の方には、もうどのカメラに向かって笑えばいいのかわからなくなるほどでした。

3日目も、先の2日間と同様、様々な観光スポットをまわりました。最初に向かったのは平安神宮でした。天気は前日に続きすっきりとしない天気でしたが、そんな天候の下でも平安神宮の朱色はいつもなく印象的でした。夜間にライトアップされたものが有名ですが、華麗な社殿は存在感があり、その派手な色合いの中に歴史を感じずにはいられませんでした。思い思いに写真を学生たちは撮りながら境内をまわり、その後一行は3日目最初の訪問地を後にしました。

次に京都随一の観光スポットである、金閣寺へ向かいました。金色に光り輝く金閣寺を見るや否や、「本当に金色だ」とある来日学生はびっくりしていました。「池にももう1つ金閣寺があるのが見える?」と、池に映った金閣について問いかけると、驚いていた目をさらに見開いて、「本当だ」と興奮している様子でした。去年は修学旅行で京都を訪れていた高校生の大群と遭遇してしまいしたが、今年は幸運なことに比較的空いていたので、学生たちは金色に堂々と輝く金閣寺をバックに好きなだけ写真を撮ることができました。境内をまわる際もシャッターの嵐は止まることがなく、学生たちはこの感動をどうにか写真の中におさめようと必死の様子でした。京都を旅行する際には、誰しもが立ち寄る場所ではないかと思いますが、回数を重ねることによって「飽きる」ということは決してなく、むしろいつも違った表情に魅せられていくような気がします。やはり「本物」は、いつまでも人々を引き付ける見えない力があるように思います。ここでの写真は金閣寺顔負けの素晴らしいものになったことでしょう。

続く龍安寺にて石群を自分なりの見方で鑑賞した後、一行は嵐山へと向かいました。嵐山では、この旅行の最後の昼食をとりました。京都独特の料理が随所に散りばめられた午前は見た目も味も最高のものでした。昼食前後の自由時間では、最後のお土産を購入できるチャンスとあって、一行は買い物リストとにらめっこをしながらショッピングを楽しみました。また、まだ桜は開花していませんでしたが、お土産屋さんで購入したわらびもちなどを摘みながら嵐山散策を楽しみました。

以上で長いようで短い3日間の全行程が終了しました。空港に着くと、さすがに多くは疲れを隠せないでいましたが、飛行機の中でも寝ないでずっと旅行中にできた他地区の友達とおしゃべりを楽しんでいた学生もいました。どこからそのパワーがくるのでしょうか。高校生はなかなかタフだなと感心させられました。

3日間の1日1日が非常に内容の濃いもので、今回の旅行はとても充実したものになりました。ROTEXにとっても、オリエンテーション以外で派遣候補生や来日学生と交流することができ、お互いにとって有意義な時間が多くすごせたと思います。派遣候補生や来日学生にとっては日本の歴史と文化に触れるとてもよい機会でありましたし。また、両地区合同行事であったため、色々な出会いもあったことでしょう。また。派遣候補生は「親善大使」として派遣国で、来日学生は「伝道師」として母国で、色々な人にこの旅行で学んだ日本の歴史や文化を伝えてください。そうすることで、今回の旅行の意義を何倍にも大きくすることができるでしょう。

最後にこの旅行の準備運営にご尽力くださった多くのロータリアンの方々にお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

平和記念資料館の前で写真撮影する学生たち

間近で見ることができた厳島神社の大鳥居

ライトアップされた大鳥居

舞妓さんの見事な舞

舞妓さんと一緒に記念撮影する学生たち

移動中のバスの車内

来日学生と引率したROTEXメンバー

平安神宮の荘厳さに驚く来日学生

金閣の前で記念撮影する学生たち

引率した当地区ROTEXメンバー

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