5月29日から30日の両日、国際ロータリー第2590地区と第2780地区の合同行事、広島・京都旅行が開催されました。参加者は40名を超え、心配されていた天気も良好で、すばらしい旅行となりました。
羽田空港から飛行機、バス、フェリーを乗り継ぎ、まず訪れた宮島ではたくさんの鹿たちが出迎えてくれました。昼食後、世界遺産である厳島神社を見学しました。ちょうど干潮の時間帯であったために鳥居の立つところまで底の砂が現れていましたが、他に類を見ない建築物と周りの自然が織り成す景観は見事なものでした。
のちほど、当地区青少年交換委員長である内田さんがみんなへ説明をしてくださったのですが、厳島神社に祭られているのは女性の神様であるために、鋭くもなく、平らすぎることもない、あの独特の美しい曲線を生み出されたそうです。
次に広島平和記念資料館を訪れました。それまで楽しくおしゃべりをし、笑顔の絶えなかった学生たちですが、そこではみな真剣な面持ちで静かに観覧していました。この旅行の参加者のほとんどが戦争を知らない世代ですので、それがどのようなものなのか想像することさえ難しいのが実情です。ですが、資料館の豊富な資料、詳細な説明のおかげで、その恐ろしさは強く伝わってきました。その日の夕食の際、各々が感想を述べる機会があったのですが、戦争がいかに恐ろしく、悲しいものであるか、みな強く感じていました。
あるアメリカからの来日学生は、あまりの悲しさに慰霊碑の前で泣き崩れてしまったそうです。すると、そこに居合わせた小学生が「大丈夫?」と声をかけ、ティッシュをくれたそうです。その時、国籍など関係なくみんな仲良く生きて行けるんだ、と思ったと述べていました。
2日目は京都を周りました。
まず訪れたのは平安神宮。朱色の見事な楼閣を抜け、菖蒲の花の咲く庭園を散策しました。一日目と変わらず、日差しは強いものでしたが、庭園の中は緑が豊かで涼しく、とても快適でした。
あるアメリカからの来日学生は庭園をとても気に入ったようで、自分の足元を指差し、「ここは本当に大好き!ここに住みたい!」と言っていました。ホストファミリーが神主さんのお宅である来日学生もいて、その学生は神宮の大きさに驚いていました。
次に訪れた金閣寺は、ちょうど今年の3月に金箔を貼りなおしたそうで、以前にもましてきらびやかな姿を見せていました。
清水寺では舞妓さんの格好をした観光客の姿があり、一緒に写真を撮ってもらう来日学生もいました。縁結びのお守りが売られている一角もあり、そこで恋のおみくじをひき一喜一憂した学生もいたようです。また、清水寺周辺にはたくさんのお土産物屋があったのですが、残念ながら時間の関係で充分な時間をとることができませんでした。
最後に訪れた三十三間堂では、みな自分と似た顔をした観音像を探していました。ただ、観音像は合計1001体もあり、お堂の半ばあたりで大体は探し疲れてしまったようです。
2日間に盛りだくさんの内容でやや駆け足で巡ったところもありましたが、今回の旅行は非常に充実したものでありました。派遣学生、来日学生にとっては日本の歴史と文化に触れる良い機会でありましたし、また2地区の合同行事であったためにたくさんの出会いもあったことでしょう。
今回の旅行の成果を派遣先の国々、母国でたくさんの人へ伝えていってください。特に戦争や核兵器の恐ろしさを伝えることは、唯一の被爆国の国民である派遣学生、この国を勉強しに来た来日学生にとっての大切な役割であると思います。
最後に、今年から始まったこの旅行の実現のために、長い時間をかけてご尽力くださった多くのロータリアンの方々にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。 |